かんたんで複雑な、ウェブサービスの作り方を紐解くブログ

SEO対策はどこまで実施すれば十分か?

UX
2021/07/23

ウェブサービスを設計する上で一つのポイントとなるのが「SEO(検索エンジン最適化)」です。必要なSEO対策を行うことにより、Googleなどの検索エンジンに対して自身のウェブサービスを見つけてもらいやすくなり、結果的にGoogleの検索順位が上昇します。 もちろんSNSなどを通じて自身のウェブサービスを見つけてもらう方法もありますが、やはりGoogleなどの検索サイトが、ウェブサービスの成功可否にいまだ強い影響を及ぼしています。 今回の記事では、結局SEOってなにをすればいいのか、そしてどこまで対策すれば十分なのか?を考えてみます。 ※なお、今回の記事はGoogle自身が公式に発表している「SEOスターターガイド」をベースに記載しています。 https://developers.google.com/search/docs/beginner/seo-starter-guide

コンテンツのSEO対策

SEO対策というと、技術的な側面に注目が集まりがちです。ただ、Googleがスターターガイドでも明確に述べているように、SEOにおいて最も大切なのは「質が高く、ユーザーにとって役に立つコンテンツを提供できているか?」になります。 Googleの検索アルゴリズムが十分に進化する前には「関連しない外部サイトから膨大なリンクを貼る」「キーワードを見えない形で大量に埋め込む」など、現在ではペナルティを受ける、許されないSEO対策も多数使われており、そうした技術的なSEO施策によりランキングが大きく変動していました。 ただGoogleのアルゴリズムが進化した現在では、結局は質の高いコンテンツをユーザーに届けられることが、SEO対策として最も役立つことは言うまでもありません。 では、質の高いコンテンツを生み出すためにヒントとなる材料はなにか?それがキーワードです。Googleでは「キーワードプランナー」というツールを用意しており、このツールを使うと「検索されているキーワードとその月間検索回数」「検索キーワードと関連する他のキーワード」などを調査することができます。 https://ads.google.com/home/tools/keyword-planner/ また同様に「Google search console」でも「自社ウェブサービスが結果として表示されているキーワードが何か?」「ウェブサービスに多くユーザーを連れてきてくれているキーワードが何か?」なども確認できるため、これら情報を駆使しつつ、コンテンツを最適化することができます。 これらツールなども利用することにより関連するキーワードを導き出し、ユーザーのニーズに基づいたコンテンツを作り上げることができます。

タグ組み込みによるSEO対策

品質の高いコンテンツを作り出せたその後に行うべきなのが「タグ組み込みによるSEO対策」です。これらはHTMLソースコードの中に、適切なタグを組み込むことによりGoogleのクローラー(ウェブサイトの情報を取得するプログラム)にウェブサイトのページを発見・理解してもらいやすくなります。代表的なものとして、以下のようなタグがあります。 ■「title」タグ ページのメタ情報を記載する「head」タグ内に組み込んでおくタグで、Google等の検索結果一覧に表示される際の「タイトル」として利用されます。各ページそれぞれが、異なる独自の「title」タグである必要があります。 ■「description」タグ 「head」タグ内に組み込んでおくタグで、検索結果一覧に表示される際の「説明文」として利用されます。「title」タグと同様に各ページが固有の説明文となっている必要があります。 ■「heading」タグ <h1><h2><h3>などの見出しとして扱われるタグです。ページ内に適切な見出し、段落を持ったページを構築することにより、もちろんユーザーにとっても、クローラーにとっても理解しやすいページを作成することができます。 ■構造化マークアップ 「製品名」「住所」「レビュー」「値段」などのウェブサービスにとって重要な情報に対して、特別なタグを組み込むことで、クローラーに認識させる方法です。例えば「製品紹介サイト」で「レビュー」を意味する構造化マークアップを行っておくことにより、検索結果に「星の数」でレビュー結果を表示することなどができます。 また「営業時間」などを構造化マークアップしておくと、Google Maps上に営業時間が適切に表示されるなどのメリットもあります。 構造化マークアップの具体的なタグは、以下より確認できます。 https://schema.org/ 構造化マークアップが正常に機能しているかは、以下のツールより確認することができます。 https://search.google.com/test/rich-results ■「alt」タグ 画像の補足説明として利用されるタグです。画像自身は説明する情報を持たないですが、この「alt」を利用することによりスクリーンリーダーなどで読み上げられる際に「alt」の中のテキストが利用されること、また画像がリンクとして使用される際には、「alt」内部のテキストが認識される場合があります。 またGoolge画像検索などでも、「alt」タグ内部の情報が利用されます。

URL・リンクに関するSEO対策

URLが適切にGoogleに認識されているか、また各URLがリンクとしてつながっているかもSEOとして重要な要素となります。URL・リンク関連で重要なSEO施策は以下となります。 ■適切なインデックス 「インデックス」とは、URLがGoogleのクローラーに認識され、検索結果として表示される形を意味します。このインデックスが適切に行われないと、いつまで立ってもあなたのウェブサービスがGoogle上で見つかることはありません。 Googleのクローラーは常に様々なサイトを回遊しているため、何もしなくても時間が経てばインデックスされる形になります。ただ素早く、そして適切にインデックスを行ってもらうには、以下のような方法があります。 ・sitemap.xmlファイルを作成し、Google search consoleから送信する ・各ページに「パンくずリスト」を掲載し、ウェブサイトの階層構造を明確化すること ・リンクは画像ではなくテキストリンクとし、かつテキスト内にリンク先のページと関連する文字を含めること ・各ページから、関連するページヘのリンクを用意すること ・ウェブサイト内のページをまとめたサイトマップページを用意すること ・URLを分かりやすい文字列(article / news)などとすること これら対策を行ったページが適切にインデックスされているかどうかは、「Google search console」ツールから確認することができます。 ■404ページ/301リダイレクト URLを入力してページを探した時に、そのURLに対象となるページが存在しなかった時に表示されるのが404エラーです。この際に、簡素なページを表示するのではなく、トップページや関連するページへのリンクが記載された404ページを用意しておくことにより、ユーザーが離脱することを防げます。 また、ウェブサイトのリニューアル時などにURLが変わった場合には、301リダイレクトという形式によりURLのリダイレクトが行われる形とすれば、過去のページから新しいページにすぐにユーザーを連れていくことができます。 ■robots.txt / noindexタグ 例えば「マイページ」などは、ログインしたユーザーのみが閲覧できるページのため、Googleがインデックスする必要がありません。そのようなページに関しては「robots.txtファイルの利用」もしくは「noindexタグの記述」などにより、インデックスが不要であることをGoogleに伝えることができます。 またリンクに関しても、例えば「コメント欄」などが存在する場合、スパムページヘのリンクなどがコメント欄に埋め込まれてしまうと、自身のウェブサイトに悪い評価を与えかねません。そのような場合には、リンクの中に「nofollow」タグを埋め込んでおくことにより、該当リンクの評価を予め無効化することができます。

最後に感想として

いかがだったでしょうか。 SEOというと技術的な側面にフォーカスされる時が多いですが、まずは何よりもコンテンツを最優先に考えること、その上でタグやURL、リンクなどの技術的な側面に関しても適切な対策を行っていくことが重要となります。 読んでくださった方、ありがとうございます。