かんたんで複雑な、ウェブサービスの作り方を紐解くブログ

ウェブサービス構築のスケジュールを決めるために必要な下準備

Management
2021/07/18

ウェブサービスやシステムを作る時に、それらがどのくらいのスケジュール・期間で完成するかは大事なポイントです。 シンプルに、HTMLとCSSのみで作る簡単なウェブサイトであればまだしも、複数のシステムや関係者が絡む場合、一つのウェブサービスを作る場合には、その制作期間は1年以上にまで及ぶこともあります。 今回の記事では、そんなウェブサービス構築を行う上で必要となるスケジュールを算出するために、必要な下準備をまとめてみます。

作成するウェブサービスのボリュームを洗い出す

まずウェブサービスのスケジュールを洗い出す時に重要となるのが、当たり前ですが作成するウェブサービスのボリュームです。 ボリュームを考える上で大事なのは、新しくウェブサービスを作るにせよ、既存のウェブサービスをリニューアルするにせよ、まずはそのウェブサービスの「ページ数」が一つの指標になります。 10~20ページ程度の小規模なウェブサービスであればすぐにページ数を洗い出せますが、今ある既存ウェブサービスをリニューアルする場合には、例えばニュースやお知らせ、ブログ、商品情報等を定期的に更新している場合、1,000ページ、10,000ページなど大きなウェブサービスの場合もあります。 そのため、まずは新しく作成するウェブサービスの「ページ数」を洗い出すことが先決となります。 その上でページ数を洗い出した後に大事なのが「ウェブサービスがどのような機能を持つか?」を算出することです。 機能とは、単純にページを用意するだけでよいのか、もしくはページを更新する機能が必要となるか、またログイン機能やクレジット決済機能などを含めて、どのような機能が必要となるか、その「機能数」を次に洗い出すことが必要となります。 このようにまずは「作成するページ数」「必要となる機能数」の2つからウェブサービスの大きさを洗い出すことが、スケジュールを決める上で必要な下準備となります。

関係するウェブサービス・システムの数を洗い出す

2つ目に必要なのが、新しく作成するウェブサービスに関わるウェブサイト数、それに関わるシステム数を洗い出すことです。 例えば「会社の紹介をするコーポレートサイト」と「商品を紹介するウェブサイト」の場合、2つのウェブサイトになります。このウェブサイト数を洗い出すことは、それほど難しいことではなく、ほとんどの場合ページ数を洗い出しているタイミングで、合わせて大枠を決めることができます。 ただ難しいのが「関連するシステムの数を洗い出す」ことです。 例えばページを更新するための「CMS(コンテンツ管理システム)が一つ」「ログインするユーザーを管理するためのCRM(顧客管理システム)が一つ」など、ウェブサイトに関連するシステムがいくつあるかを洗い出していく必要があります。 特にすでにあるウェブサービスをリニューアルする場合には、ASPやSaaSなどたくさんの外部システムが利用されている場合もあり、それらを運用担当者等にヒアリングしつつ、全て洗い出していく必要があります。 これらシステムを全て洗い出すことにより、例えば「ウェブサービスからCRMにユーザー情報を送るためのシステム間接続を行う機能が必要になる」などが分かるため、スケジュールを算出するための下準備となります。

プロジェクトに関係する人数を洗い出す

最後に重要なのが、ウェブサービスを構築するためのプロジェクトに関わる人の数を洗い出すことです。 例えば「CMSを使ったページの更新者」「ユーザー情報を確認してサポートの電話をするカスタマーサポート」など、ウェブサイトにはたくさんの異なる役割のメンバーが関わります。 また、作成したウェブサービスのデザイン、機能などを承認するメンバーなどもスケジュールを決定する上で重要な要素となります。 そのため、それぞれのタスクに関与するメンバーを洗い出し、かつそれぞれの分野において「決定を行う人」を予め決めておく必要があります。 これは関わる人数、また決定を行う人数が増えれば増えるほど、その人たちへの情報共有のための資料作成やミーティングの開催、加えて決定を行うまでに必要な期間が変化するためです。 また、プライバシーポリシーなど法的なコンテンツがウェブサイトに含まれる場合にはより厳しい承認ステップが必要となり、スケジュールも伸びる傾向があります。 そのため、スケジュール決定の下準備として「プロジェクトに関わる人数を洗い出しておく」ことが3つ目に大事なことです。

最後に感想として

いかがだったでしょうか。たとえ一つのウェブサイト作成だとしても、いきなり何も無いところから突然スケジュールを決めることはできず、まずは「スケジュールを決めるための下準備を行う」ことが大事になります。 これら下準備が整っていれば、ウェブサービス作成に必要なメンバーも自ずと見えてくるようになり、結果として変動の少ないスケジュールをプロジェクトの初期段階で作成することができるようになります。 読んでくれた方、ありがとうございます。