伝わらないとなげく前に、あなたのその思いを伝えるための技術とは?

伝わらないとなげく前に、あなたのその思いを伝えるための技術とは?

なんで、ぼくやあなたはうまく人に考えていることを伝えられないのか。そして、必死に伝えても、なんで相手はわかってくれないのか。日常でも、仕事でも、そんなコミュニケーションの難しさはいつも存在し続けます。

でも、伝わらない理由は相手だけじゃないこと。あなたが、まず伝える相手の視点に立つ必要があること。そうやって、相手があなたに問いかけていることをまず理解することで、初めてあなたの伝えたいことが伝えられる状況になること。

そして、伝えられる状況になったら、きちんと自分の意見と理由をセットで伝えること。なんでそう思ったのか、そして、これからどうすべきだと思うのか。相手に対して上から意見を言うんじゃなく、相手と自分が同じ視点に立てる位置を探ること。それに、1点の結果だけじゃなく、時間や空間の広がりをもって、あなたの意見を伝えていくこと。

そんな、コミュニケーションにおけるひとつひとつの「技術」を、シンプルに教えてくれる本でした。でも、伝えるために絶対に必要なのは、まず、あなたが、あなた自身のことを知ってもらいたいという思いを強くもつこと。そこが、スタート地点なんだろうなと身にしみました。

ありがとうございます!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■あなたの話はなぜ「通じない」のか
■山田 ズーニー (著)

▼誰かに話を伝えるためには?

【1】自分というメディア自体の信頼性を高める
【2】その話が相手にとって、どんな意味があるかを考える
【3】自分が一番いいたいことをはっきりさせる
【4】あなたの意見の「理由」を説明する
【5】自分の根っこにある思い、意見の動機に嘘をつかない
【6】そして何より自分から伝えようとしなきゃ、思いは伝わらないと知る

▼うそをついてもいい?

■うそは、本当の意味では人の心を動かさない
■もし仮に、うそで相手が思い通りに動いたとしても、相手が愚かに見えるだけ
■うそで切り開いた世界の先にいるのは、うそで操作していい人だけになってしまう
■そんな世界は、自分のほんとの思いで関わることができない世界でしかない

▼コミュニケーションを行うのはなんで?

■人と人との間に、橋をかけるため。そして橋をかけるためには3つの方法がある

【1】「論理」という橋をかける
└原因や結果をきちんと伝えて、相手に納得してもらう方法
└「なるほど」と思ってもらう

【2】「共感」という橋をかける
└同じことを好きになって、相手に心を向けてもらう方法
└「いいな」と思ってもらう

【3】「信頼」という橋をかける
└信頼を得ておくことで、何も言わなくてもわかってもらう方法

▼「論理」で通じ合うためには?

■「意見」と「理由」に分けて説明していく
【1】意見
└自分がいちばん言いたいこと

【2】理由
└なぜそう言えるのかを説明すること

▼自分でものを考えるには?

■具体的な「問い」を立ててみる。問いは「5W1H」に分解して考えてみるといい
■話全体を貫く一つの大きな「問い」を「論点」という

【1】WHEN
└その問題はいつ起こったのか?

【2】WHO
└関係しているのはだれだれか?

【3】WHERE
└日本だけで起きたのか?よその国はどうか?

【4】WHAT
└世界の歴史の中で、似たような問題はないか?

【5】HOW
└その時、どう解決したか?

▼「問い」の視野を広げるには?

【1】時間軸
└過去・現在・未来に広げて問いかけてみる

【2】空間軸
└身の回り・日本社会・世界に広げて問いかけてみる

【3】人の軸
└自分・人・友だち・家族など人に広げて考えてみる

▼「考える」ための基礎の力って?

【1】問題発見力
└「いま何が問題か?」という「問い」を発見する力

【2】多角的考察力
└時間・空間・エリアを広げて、さまざまな角度から「問い」を立てる力

【3】論理的思考力
└たくさんの「問いと問い」を筋道立てて、並べ替えられる力

▼自分のことを知ってもらう方法は?

【1】人の発信には、心を込めて早めにリアクションする
【2】聞かれたことに、誠実に対応する
【3】自分のことじゃなく、周囲の人のことを自慢してみる

▼自分から伝える時に大切なことは?

■相手からの「問い」に答えて「相手が知りたい情報」を1番にもってくること
■相手に「上からアドバイス」するんじゃなく、「自分ならどうするか」の自分視点で伝える
■結果という「点」じゃなく、「過去→現在→未来」を踏まえた「線」でつなげて、自分のことを伝える

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