独占企業だけが生み出される世界の新しい価値とは?

独占企業だけが生み出される世界の新しい価値とは?

本のまとめ

▼読んだ本は?

■ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか
■ ピーター・ティール (著), ブレイク・マスターズ (著), 関 美和 (翻訳), 瀧本 哲史 (その他)

▼ピーター・ティールって何してる人?

■世界最大のオンライン決裁システム「PayPal」の共同創業者
■エンジェル投資家・ヘッジファンドマネージャーとして投資
■Facebookの最初の外部投資家として有名
■その他「ヤマー、イェルプ、クオラ、リンクトイン、宇宙ロケット開発会社のスペースX」にも投資

▼進歩する時の2つの進み方って?

■水平的進歩
└成功例をコピーすること
└1からnを生み出すこと
└例えば、1台のタイプライターから100台のタイプライターを生み出すこと

■垂直的進歩
└まったく新しい何かを行うこと
└ゼロから1を生み出すこと
└1台のタイプライターから、ワープロを生み出すこと

▼スタートアップに大事なことは?

■あなたが世界を変えられると説得し、そこに賛同してくれる仲間を集めること
■少数の特定ユーザーが集中しているけど、ライバルがほとんどいない場所を見つけること
■市場への最初の参入者になる必要はなくて、最後でも、特定の市場で一番大きく発展すること
■ひとつのもの、ひとつのことが他の全てに勝ること
■CEOの給料を安くすること。安ければ安いほど、うまくいく
■ずっと一緒にいたいと思える人たちと、チームを組むこと
■チームに参加する人は、できるだけ似通った人を集めること
■一人に一つの責任を渡すこと。なぜなら、対立を生まないから
■良いプロダクトだけじゃなく、同じくらい営業も重視すること

▼完全競争と独占って?

■完全競争
└需要と供給が一致し、均衡状態になっている状態
└企業間の違いは存在せず、売り手は同じものを売っている
└新規企業が参入すると供給が増えて価格が下落し、損失が増える
└損失が増えすぎると市場からいくつかの企業が撤退し、また価格が元に戻る

■独占
└他者とは替えがきかないほど、そのビジネスに優れた企業が存在している状態
└特定の企業が市場を支配することで、自由に価格や生産量を設定できる

■生き残りを掛けた厳しい戦いから抜け出すには「独占企業」になることが大事

▼独占ってなんで必要?

【1】IBMがコンピュータハードウェア市場を独占
【2】マイクロソフトの出現で、パソコンのOS市場を独占
【2】アップルの出現で、モバイルコンピューティングが取って代わる
【3】進歩の歴史って、より良い独占企業が、既存企業に取って代わってきた歴史のこと
【4】なぜなら競争すればするほど、得られるものが減っていくから

▼キャッシュフローを生む会社が持ってるものは?

■プロプライエタリ・テクノロジー
└ビジネスにおける、高い優位性をもったテクノロジーがあること
└例えば、グーグルの検索アルゴリズム

■ネットワーク効果
└利用者の数が増え、そのサービスの利便性が高まること
└例えば、友だちみんながFacebookを使い始めると、使うメリットがどんどん上がる

■規模の経済
└規模が拡大すればするほど有利になる
└なぜなら、プロダクト開発に関わる固定費(エンジニアリング・経営管理・家賃)が分散されるから

■ブランディング
└その企業固有の強いブランド力
└例えば、アップルはミニマリスト的なデザインや、店舗での顧客体験などで強烈なブランディング

▼投資の原則って?

■一握りのスタートアップが、その他すべてを上回るリターンを生み出す
■だから圧倒的な価値を生み出す、一握りの企業を必死に追いかけないといけない
■例えば、Facebookへの投資は、他の企業の投資全額よりも大きなリターンを生み出した

▼隠れた真実を見つけるには?

■多くの人が、もうほとんどの物事が解明されてしまったと思い込んでいる
■でも世界のあちこちに、まだたくさんの隠れた事実がある
■だから「賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろう?」という問いを続ける

▼良いビジネスプランを生み出すには?

■ブレークスルーになるような技術を開発すること
■適切なタイミングかどうか、見極めること
■小さな市場からはじめて独占し、大きな市場に出ていける可能性があること
■正しいチーム作りができていること
■プロダクトを作るだけじゃなく、販売する方法があること
■何十年も生き残れる、永続性があること
■他者が気づいていない、隠れた真実に気づけていること

思ったこと

電子決済サービスのPayPalを生み出し、Facebookの最初の投資家となったピーター・ティール。その本人が、スタートアップがビジネスを広げていくうえでの、世間の価値観とは真逆の真実を綴った本でした。

競争せず独占すること。グローバルよりテクノロジーを大事にすること。違う価値観の人より同じ価値観を持つ人とビジネスを始めること。そのどれもが、普段聞く価値観とは少し違う答えを導き出してくれています。

特に「市場を独占する」ということは、マイナスの要素として捉えられがちな部分です。でも、例えば人の進化の歴史をたどってみると、マイクロソフトもアップルもアマゾンですら、強烈な独占の元、新しい価値を社会に提供してきた背景があります。それはきっと「独占できる」ということは、他と全く違う新しい価値を生み出しているからこそなんだろうなと思います。

でも、今のアマゾンですら、明日生まれる新しい独占企業にいつかは取って代わられるときが、きっとまた来るんでしょうね。

そんな独占できるスタートアップを生み出すには、自分自身が世界を変えられると信じること。そして、同じように信じてくれる仲間を見つけること。そしてそんなスタートアップを生み出して独占したら、世界の一部をあなたが支配できるようになること。

うーんなんか、しびれる言葉が多かったす。

ありがとうございます!

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