あなたの会社がほんとはいくら稼いだのかを知る決算書の見方とは?

あなたの会社がほんとはいくら稼いだのかを知る決算書の見方とは?

本のまとめ

▼読んだ本は?

■実学入門 経営がみえる会計(第4版)–目指せ!キャッシュフロー経営
■田中靖浩さん
https://www.amazon.co.jp/dp/B079GQB3TC/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_PG3nCbPVE8K52

▼企業会計の種類って?

【1】財務会計
└外部(株主・税務署)への報告のために行う会計

【2】管理会計
└内部(自社)の会社経営に役立てるための会計

▼会計ってなんのために行う?

■基本は、資金を「調達」して「投資」を行い、その結果獲得した「リターン」の流れを理解するため

【1】利益の獲得
└製品や部門ごとに、儲かる仕組みをつくるため

【2】財務体質の強化
└ギリギリの借金体質じゃなく、余裕を持って勝負するため

【3】キャッシュフロー
└収入と支出という、一定期間のお金の流れを理解するため

▼「賃借対照表」って何?

■バランスシート・B/Sと呼ばれる
└どうやって金を持ってきて(調達)、いま何に投資しているか(運用)を表す
└「決算日」時点での、会社の「財産」の状況を表す
└決算日時点という「1点」なので「ストック」型の計算書と呼ばれる

■調達
└他人から借りた資金は「負債(他人資本)」として記載される
└自分で集めた資金「資本(自己資本)」として記載される
※自己資本比率が高いということは、イコール借金が少ないことを意味する

▼賃借対照表の見方は?

【1】出資したお金が「1,000万円の資本金」になる
【2】銀行からの借り入れをすると「500万円の銀行借入金」が加わる
【3】投資が成功して2,000万円になると、増えた500万円が「500万円の利益剰余金」になる
【4】具体的には「資本金1,000万円」「利益剰余金500万円」をあわせて、「1,500万円の純資産」になる
【5】反対に投資が失敗すると「-500万円の利益剰余金」にり、「500万円の純資産」になる
【6】更にマイナスの利益剰余金が増えて、純資産より借入金が大きくなると「債務超過」になる

▼会社の資金調達の方法は?

【1】エクイティ・ファイナンス
■株式を通じて、自己資本を増やす方法

【2】デッド・ファイナンス
■銀行からの借り入れにより、資金を調達する方法
└個人のお金を銀行を挟んで会社が借りるので、「間接金融」と呼ばれる

■社債の発行により、資金を借りる方法
└個人が直接お金を払って社債を買うので、「直接金融」と呼ばれる

▼「損益計算書」って何?

■プロフィット&ロス・P/Lと呼ばれる
└1年間の会社の獲得した「リターン(収益)」から「投資(費用)」を差し引いて「利益や損失」を表す
└1年間という「期間」があるので「フロー」型の計算書と呼ばれる
└「収益」と「費用」の金額が同じになるところを「損益分岐点」という

▼損益計算書の見方は?

【1】「売上高」から、仕入れコストや製造コストである「売上原価」を差し引く
【2】差し引かれた金額を「売上総利益(粗利)」という
【3】さらに「売上総利益」から、広告費や営業マンの人件費などの「販管費」を差し引く
【4】差し引かれた金額を「営業利益」という
【5】さらに「営業利益」に、金融や財テクの結果となる「営業外収益・営業外費用」を加算・減算する
【6】加算・減算された金額を「経常利益」という
【7】さらに「経常利益」に、天災や固定資産の売却などによる「特別利益・特別損失」を加算・減算する
【8】加算・減算された金額から、税金を差し引いたものが「税引後当期純利益」という

▼「原価」の算出方法って?

【1】取得原価主義
└「モノを買ったときの価格のまま」で評価する方法

【2】時価主義
└「決算日現在でモノを売った時の価格」で評価する方法

▼損益計算書の「減価償却」って何?

【1】例えば、2018年に1,000万円払って、高い機械を買う
【2】でも、2018年に払った高額のお金は、すべて費用として計上できない
【3】なぜなら、機械は1年だけじゃなく、複数年使われるから
【4】だから、1,000万円を複数年に分けて、数百万円ずつ分割して計上する
【5】この、費用を分割して計上することを「減価償却」という

▼損益計算書の「在庫」って何?

【1】例えば、1個5万円の家具を10個買って、50万円支払う
【2】そして、今季中に6万円で7個売れて、42万円の「収益」を得た
【3】その時「売上原価の費用」として計上されるのは、売れた分の7個による、35万円だけになる
【4】結果「今季の利益」は42万円から35万円を差し引いた「7万円」として計上される

▼損益計算書の「売掛」「買掛」って何?

【1】例えば、1個5万円の家具を10個買って、50万円支払う
【2】そして、今季中に6万円で7個売掛して、42万円分の「収益」が約束される
【3】その時「売上原価の費用」として計上されるのは、売掛分の7個による、35万円だけになる
【4】結果「今季の利益」は「7万円」として計上される

▼「キャッシュ・フロー計算書」って何?

■損益計算書の「減価償却」「在庫」「売掛や買掛」など、ややこしい計算をなくす
■そして、今季中に実際に獲得した現金「収入」と、失った現金「支出」を表す
■1年間という「期間」があるので「フロー」型の計算書と呼ばれる

▼変動費と固定費って?

■変動費
└売上が増えれば、比例して増える「費用」のこと
└「製造業」は売上が増えれば、原材料費や製造費も増えるので「変動費中心型」ビジネス

■固定費
└売上が増えても減っても、変化しない「費用」のこと
└「コンテンツ産業」は売上が増えても減っても、原材料や製造費は変わらないので「固定費中心型」ビジネス

▼会社の稼ぐ力を表す「ROA」「ROE」って何?

■ROA
└賃借対照表の「総資産」に対して、どれだけ「当期純利益」を上げたかを表す
└当期純利益 ÷ 総資産

■ROE(自己資本利益率)
└賃借対照表の「自己資本」に対して、どれだけ「当期純利益」を上げたかを表す
└当期純利益 ÷ 自己資本

思ったこと

会計の基本になる「賃借対照表」「損益計算書」「キャシュフロー計算書」とはなんなのか。そして、なぜその3つをみることで会社の状態が分かるのか。その理由を簡単な言葉で書いてくれています。

会計と聞くと、経理がいつのまにか年度末に行ってくれていて、勝手に算出されている数値のように思われがち。そして、数字アレルギーの強い僕とかだと、なかなか見ることすら、ためらわれます。

でも会計って本質的には、会社がいくらのお金を持っていて、そのお金をどこに使って、結果いくら稼いだのかを表すこと。そんな、お金を軸として動く会社の本質を、最もシンプルに表せるものなんだと思います。

そして、より大きく稼げる会社っていうのは、シンプルに言えば他の誰も持っていないサービスを生み出せること。そうすれば、その会社はより少ないコストで、より大きなリターンを生み出すことができるんだと思います。

突き詰めれば、ビジネスをうまくいかせるには、とにかく人とは違うことをやるにつきるんでしょうね。そして、会社じゃなくて個人としても、自分の価値を生み出すための最善の方法は、あなたにしかできないことを生み出せるかどうか。そこだけなんだと思いました。

ありがとうございます!

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