子どもを育てる親として伝えたいことは?

子どもを育てる親として伝えたいことは?

本のまとめ

▼読んだ本は?
ぼくが子どものころ、ほしかった親になる。
by 幡野 広志さん
http://amzn.asia/d/6B4tbZD
▼こどもを優しく育てるには?
■親自身が優しい人になること
■子供に「優」という名前をつけた時、幡野さん自身も優しくなることを決めたこと
■実際に、子供が生まれる直前の期間「優」という名前を名刺に書いてその反応を探ってみたこと
■実際に時間をかけて「優」という名前が良いか考え抜いたこと
▼優しい虐待とは?
■病気の人に対して「これが良いよ」と根拠の無いままアドバイスをすること
■子供に失敗を許さず「こうしなさい」と先に決めてしまうこと
■安易な慰めと、その人自身の身の上話をセットで話してしまうこと
■死ぬほど苦しんでいる人に「長生きしてほしい」とただ伝えること。それは、死んで自分が悲しみたくないためでもあること
▼ガン患者の現状は?
■ガン患者の自殺率は普通の人の約24倍、病院内の自殺者の約半分がガン患者
■本人が死にたいほど苦しんだ結果なら、安楽死や自殺はその人のオプションとなること
■「どんな治療をするか?」は医師でも親族でもなく、患者自身の最後の権利であること
▼優しい人とは?
■人の体や心の痛みを理解できる人
■無責任なアドバイスをせず、まずは想像することから始められる人
■自分よりも弱い存在を大事に考えられる人
■相手が何を求めているかを感じ取れる人
▼子育てにおいて大事なことは?
■いいところは褒めて、だめなところは叱る。そのうえで、だめな所をだめじゃくする方法を教えてあげる
■ほめるが先にあることで、子供自身が自己肯定感を育み、結果として自信につながる
■夫と妻の両方が叱らないこと。片方が叱ったら、もう片方はなぐさめてあげること
■「友達親子」になってしまうのではなく、頼られる強さを親が持っておくこと
■「ありがとうと言いなさい」と教えるのではなく、自然に親自信がありがとうと常に言うこと
■「ファミレスで何を食べるか?」まで親が決めるのではなく、子供自身に決めさせてあげること
■小さな失敗を繰り返す経験を、幼い頃から子供に持たせてあげること
■最も大事なことは、子供を死なせず育て上げること
■「やりたいことが分からない」と子供がいえば、「まずはやってごらん」と言ってあげること
▼なぜ人は子供を生むのか?
■内戦時代のシリアでは出生率が向上していた。人は、大変なときほど自分の命を次につなぎたいと子供を欲すること
▼良い写真って何か?
■撮影者の伝えたい気持ちが正しく伝わる写真が良い写真
▼学校は何のためにあるの?
■年齢相応のことを経験させるため
■いじめやスクールカーストなど、社会に出る前に学校に存在する理不尽を子供に経験させるため
└でも、理不尽を経験した子供が「もう学校に行きたくない」と言ったら「好きな所に行けばいいよ」と伝えてあげることが大事
■たった1人の大事な友達だけではなく、たくさんの友達と幅広く付き合うため
▼幡野さんが大事にしていることは?
■余命が短いのだから、嫌な人とは会わないようにする
└たとえ嫌な人と会わなければいけなくても、心だけは自由だから、他のことを考える
└嫌な人から逃げ出そうと考えられるようになったのは、自分に自信を持ったから
■妻に対してでも、嫌なことはきちんと言葉にしてはっきりと伝えること
■人の目を気にせず、自分のしたいことをすること
■夜寝る前に、自分のささやかな成功をなんでも褒めてあげること
■職業という夢をもつのではなく、幸せになること
■人に「こんなことをしたい」と相談されたときは、無理とはいわず応援すること
■ブラジルの人が「ファミリア(家族)」を最も大事に考えるように、単位を自分1人だけにせず、家族を大事にすること
■子供を持つことが幸せの絶対条件じゃなく、お金を稼ぐことが幸せの絶対条件じゃなく、幸せが何かは自分で考えて決めること
▼幡野さんの仕事への取り組み方は?
■ライスワーク(お金を稼ぐ仕事)とライフワーク(あなたがやりたいこと)を分けて考えること、一致させようと無理しないこと
■フリーカメラマンとしてお金を稼ぐライスワークをしながら、自分の作品を撮るというライフワークをする
■ライスワークに打ち込みすぎると、過度なストレスから「もう夢なんてどうでもいい!」となってしまう
■他の人に取材して知識の間の共通項を見つけること、どっちも解決する方法を探ること
■スマホでなんでも情報は手に入るのだから、知識を持って自分で考えること
▼ガン患者になった幡野さんがはじめたことは?
■ガン患者やその家族、遺族の方や医療経験者と会うこと
■いじめ被害者や加害者、引き込もり経験者と会うこと
■自殺しようと考えている人、そして殺人経験者と会うこと
└いろいろな人に会うことで、幡野さん自身があの時自殺をしなくて良かったと心から今思えていること
■毎日息子の写真を取っていること、死と直面することで生きていることを実感したこと
■幡野さんの息子は早くに父を失うというマイナス条件をもつのだから「僕のお父さんはすごいんだ」という記憶を残してあげたい

思ったこと

ガンにより余命宣告されたカメラマンの幡野さんが、生まれた息子さんに残してあげたい思いを、正直に綴られたエッセイでした。目に見える自己満足の優しさだけではなく、相手のことを想像して言葉をかけてあげられること、与えられた答えにのっかるのではなく、知識を吸収して自分の頭で考えて答えをだすこと、誰かが言った幸せではなく、幡野さんの息子さん自身が幸せに感じることを大事にしてほしいことなど、当然のことを、びっくりするくらい正直に語ってくださっている本でした。

本の中で「優しさの虐待」という言葉も使われていましたが、「長生きしてほしい」という言葉が、実は「あなたが長生きしてくれないと自分が悲しむことになる」という、ガンを経験する幡野さん自身だからこそ導き出せた、本当の優しさって一体何なんだろうと強く心に刺さるお話しが、いくつも散りばめられていました。

お子さんに向けて書かれている本ではあるけれど、優しさを自分自身の自己満足のために人に使わないこと、そして幸せの形は他の誰かが決めるんじゃなく、あなた自身が考え抜いて決めなきゃダメだよというメッセージは、自分自身にも、深く突き刺さるものでした。

全然、ブログのタイトルとは遠い本を読んで感じさせられたことでした。

ありがとうございました!

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