常識をとっぱらって、1枚目のドミノを倒せる思考法とは?

常識をとっぱらって、1枚目のドミノを倒せる思考法とは?

本のまとめ

▼読んだ本は?
■ぼくらの仮説が世界をつくる
■佐渡島庸平さん
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▼孤独を解消するには?
■学生時代孤独を感じていた佐渡島さんは、就職して編集者になってから、孤独感が消えた
■それは「すごく好きな本について、誰かと深く語り合うこと」ができるようになったから
■「好きなことを話し合える相手がいる」ことで、孤独は解消される
▼佐渡島さんが立ち上げた会社「コルク」って?
■ITを使って心理的距離を縮め、同じ嗜好をもった人が集まるコミュニティを生み出すことで、作家の助けになりたい
■「作家の考えたことを本にする」だけだった過去の出版から「作家の頭の中をパブリッシュする」エージェント
■コルクで栓をされたワインのように「いつ、誰が作ったか?」でその本が評価されるといい
■コルクの海外関係の売上は、今は全体の15%ほどだけど、60~70%を占めるようにしたい
▼考えるための流れは?
【1】仮説をたてる
【2】仮説を立証する、情報を集める
【3】情報にもとづいて、仮説を再構築する
【4】仮説を、実行に移す
【5】実行した内容を、検証する
▼宇宙兄弟ヒットまでの流れは?
【1】当時情報として、女性にひびきにくい宇宙をテーマにしたマンガはヒットしないという定説があった
【2】なぜなら、当時売れていたマンガは共通して、7割が女性読者だったから
【3】でも「宇宙兄弟は性別を問わず愛される作品だし、女性読者が増えれば、宇宙兄弟がヒットし始める」という仮説をたてた
【4】「女性がよく行く所で、影響力のあるところ」として、美容室に焦点をあてた
【5】全国の美容室400店に「もしよかったら置いてくれませんか」と思い入れたっぷりの手紙を書いてマンガを送った
▼どんなアイデアが大事?
■自分が喋って、まわりの人間が全員「それはないでしょう」と反対したとき
■そんなときこそ「このアイデアのすばらしさに気づいているのは、自分だけだ」と思うべき
■なぜなら、すぐに賛同者が出るようなアイデアは、他の人も知っていて新しいものじゃないから
▼仮説を生むのに大事なことは?
■いろんなものごとや価値観を、再定義してみること

■マンガ:ドラゴン桜
└「受験勉強と教育」の再定義
└その当時、東大生に対する世間のイメージは「ガリ勉で大学受験を乗り越えた人たち」というイメージ
└ドラゴン桜によって、受験勉強は「やる価値のあること」で、東大を目指すのはいいことだ、と教育を再定義した

■マンガ:働きマン
└「働くことの意味」を再定義
└連載開始前、一生懸命に働く人はかっこ悪くて、そこそこ働いてプライベートを充実させてる人がかっこいいというイメージ
└働きマンでは「ボロボロになるまで働く人はかっこいい」と、働き方を再定義した
└「あたしは、仕事したなーって思って死にたい」というセリフが働きマンの中には、あったりする

▼作家ってどんな人たち?
■異能の人たち
■人工の1%どころか、0.01%くらいしか存在しない
■物語を作るんじゃなく、頭の中にもう一つ別の世界があって、そこへトリップしている
■作家と普通の人の分水嶺は「頭の中に別の世界があるかどうか」
■作家はストーリーを考えるんじゃなく、トリップしてドキュメンタリーを撮りにいっているイメージ
■だから、本という形だけだと、作家が創造した世界の10%くらいしか使用してないことになる
▼宇宙人のように考えるって?
■例えば、ブログでステマ(企業の製品やサービスを宣伝とは言わずに紹介する)と炎上する
■でも、テレビCMではタレントが、堂々とお金をもらって企業の製品やサービスを紹介してる
■もし、宇宙人が見たら、テレビもブログも一緒
■宇宙人の視点でものごとを見ると、社会が「なんとなくのルール」で動いてるのがわかる
■だから固定観念なんか忘れて、常に宇宙人の視点でものごとの「本質」を見よう
▼ものごとの本質ってなんだろう?
■例えば、フジテレビの視聴率
└フジテレビの視聴率が下がったのは、高齢化して若者向けのテレビ番組が支持されなくなったからと言われる
└でもほんとは、チャンネルの順番で後ろにある「8チャンネルのフジテレビ」が、リモコンで押されにくくなったのが本質

■例えば、出版社の強み
└みんな、本や雑誌をつくれることが出版社の強みだと思っている
└でも仕組みを掘り下げると「本を全国一律に届けられる流通」が最大の強みだとわかる

■例えば、お金のあり方の変化
└世の中が変化して、物々交換から貨幣での交換に変わったと思われている
└でも逆で、貨幣ができたから経済活動の範囲が広がった
└そして今ビットコインが生まれているということは、世界がこれから変わっていくことを意味する

▼変わることと変わらないことって?
■佐渡島さんが南アフリカに住んでた時、メイドさんが娘を思って泣いていた
■その時、人は基本的には変わらないと痛感した
■人間の感情はそんなに複雑じゃないし、実は社会もそんなに複雑じゃない
■だから、時代の空気を読みながら、マンガを作るということはない
■大事なのは「人間はどういうときに、どういうふうに感じて、どういうふうに行動するか」をつきつめること
■より根本的な欲望のほうに、人は動いていく
■例えば、馬車から自動車への変化は「早く、楽に移動したい」という人の根っこの欲望があったから
▼おもしろさは何で決まる?
■「練り込まれたプロの文章」より「友達のくだらない投稿」のほうがおもしろいと感じる
■なぜなら「おもしろさ」は「親近感 × 質の絶対値」をかけ合わせた「面積」によって決まるから
■例えば、ソーシャルゲームやSNSが面白いのは、質に加えて、つながっている人たちと親近感を感じれるから
▼仕事を続ける方法って?
■「ドミノの1枚目を倒す」のを常に意識すること
■ある1枚のドミノを倒すと、次にどのドミノが倒れるかをいつも意識すること
■そんな連鎖を生み出す仕事なら、やる気も自然と継続していく
■そんな連鎖の「キーとなる1枚」は、「基本」を徹底すること
■基本とは「ちゃんと観察して、そして人の真似」をすること
■観察力があがっていくと、同じものを見ていても、ものすごく濃密な時間を過ごせるようになる
▼時間節約と時間消費って?
■Amazon
└ユーザーの究極の「時間節約」を達成すること
└インターネットで買って、最短で商品が家に届く

■楽天やアリババ
└ユーザーの「時間消費」を達成すること
└インターネットで、お店とお客がコミュニケーションをとって、買い物自体を娯楽にする

■今後インターネット上のコミュニケーションが発達するにつれて、時間節約から時間消費に移行していく

▼投資とリターンの関係って?
■リスクを受入れて投資したリターンしか、手に入らないのが原則
■不満をもっている人のほとんどが「自分が投資していないものを、リターンとして要求している」ことがほとんど
■例えば、金融業界の人がお金持ちなのは「そもそもお金を投資」しているから
■逆にサラリーマンは安定と引き換えに、自分でお金を一切投資していないから、返ってくるお金も少なくなる

思ったこと

編集者として、コルクという作家のエージェント会社を立ち上げた佐渡島さんが、ただ周りの情報を鵜呑みにするんじゃなく、自分で仮説を立てて実行していくこと、そして、どんな小さなことでもまずは1枚目のドミノを倒すことに集中する大事さを伝えてくれる本でした。

ものごとを考え抜くためには、固定観念や既成事実をぜーんぶとっぱらって、宇宙人の視点から俯瞰するようにものごとをとらえ、そしてものごとの本質を見抜く力をつけようぜ、ということを教えてくれています。

そうやってものごとの本質をとらえることを習慣化していけば、周りの情報にとまどうことなく、その仕組みの本質がどこで、どんな風に世界や人が動いているのか、そんな仮説をたてられるようになるんやなと思いました。

いやーしかし、誰かの意見にのっかるのは楽で、時間もかかんなくて、その有名な誰かの威光を勝手に借りて、自分のつたない意見に説得力をもたせることもできちゃったりして、なんか、ちゃんと根本や本質を考え続けるのって、なかなか難しいすね。

だからこそ、自分の頭で仮説を立てることを、くせにしなきゃすね。

ありがとうございました!

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