成長を遂げられなかった平成を抜けて、日本が未来に向かうには?

成長を遂げられなかった平成を抜けて、日本が未来に向かうには?

本のまとめ

▼読んだ本は?
■ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法
■落合 陽一さん, 猪瀬 直樹さん
http://amzn.asia/d/13q5kMk
▼日本経済の現実って?
■GDPの総和として、アメリカ、中国につぐ世界3位
■日本は1995年にGDPが5兆ドルほどになり、今もほぼ横ばい
■同じ頃7.5兆だったアメリカは、今では18兆ドルに
■先進国がどんどん豊かになっている中で、日本は相対的に存在感を失っている
▼高度経済成長期の3つの罠って?
【1】均一な教育
└一人ひとりのニーズよりも集団行動を優先して、言われたことをやっていた

【2】年功序列の給与と住宅ローン
└「マイホーム」と言われるように、年功序列により給与が上がっていくことを背景として、稼いだお金がローンとして循環していた

【3】マスメディア
└次の生活必需品やライフスタイル、トレンディドラマの中のライフスタイルをマスメディアが進めて、みんながそれにどっぷりつかっていた

▼新しい通信規格「5G」が変える業界は?
■5Gになると、通信速度は100倍、通信容量は1,000倍になる

■介護業界
└5Gの導入で通信の遅延がなくなると、看護師さんが離れた場所から車椅子を操作できるようになる

■医療業界
└医師が手術をする時に、遠隔でも遅れることなく医師の手の動きをロボットが再現できるようになる

■運送業界
└5Gでつながった自動運転の車やロボットで、荷物が運べるようになる

▼人工が減っていく日本のメリットは?
【1】テクノロジー導入が容易
└人工が減って働ける人が少なくなれば、ロボットなどテクノロジーを発展させて機械化することがネガティブに捉えられない

【2】輸出戦略
└高齢化社会に一番に突入し、その結果医療技術が発達すれば、それらを輸出戦略として使える

【3】教育投資
└子どもが少なくなり貴重になれば、未来を担う子どもに投資できるお金が増える

▼日本の「心象風景」ってなんだろう?
■「過去」の日本人の心象風景
└「ふるさと」の歌のような風景
└うさぎがぴょんぴょんはねて、小鮒が泳ぐ川で遊んだ記憶がない人もみんな、歌を聞くとなぜか懐かしくなる
└ドラえもんの中に映る「空き地」と「土管」の風景
└とくに都市には土管も空き地もなくて、実際には存在しないものなのに、日本人の心に植え付けられている

■「今」の日本人の心象風景
└いつも日用品を買いにいける「コンビニ」
└郊外のイオンやイトーヨーカドーのような「ショッピングモール」
└だれもが利用している「スマートフォン」

■「未来」の日本人の心象風景
└能などの「伝統芸能」とプロジェクションマッピングなど「テクノロジー」が融合していく風景になってほしい

▼ポリテックってなに?
■政治の課題をテクノロジーで解決しようという考え方
■まずは言葉が広がることで、おじいちゃんやおばあちゃんが興味をもってくれればいい
■ポリテックと同じように、フィンテックという言葉が生まれたばかりの頃、ばかにする人もいた
■でも、わからなくても問題なくて、大事なのは言葉を知ってもらい、みんなに興味をもってもらうこと
▼デジタルネイチャーってなに?
■これまで「これが自然なこと」と考えられたものが、コンピュータによって書き換えられていくこと
■たとえば、CGと実物の区別がつかなくなったり、AIと人間の区別がつかなくなること
■たとえば、手が使えない人は義手をつければよいし、高齢者はサポートする機器をつければよくなること
▼これからの時代を生きていくのに大事なことは?
【1】歴史や統計データを知ること
【2】論理的な日本語力をつけること
【3】文理問わない教養を身につけること

思ったこと

「平成」の30年間において、GDPベースではほとんど成長を遂げられなかった日本に対して、5Gの導入やAIの進化をはじめとしたテクノロジーを駆使して、これからの日本の未来を変えていこうぜという強い意志がまとめられている本でした。

学校教育やマスメディアを通じて、みんなが同じものを好きになり、みんなが同じ方向を向くことが高度経済成長を生み出した現実はありつつも、これだけ急速にテクノロジーが発展し世界の常識が書き換わっていく中では、常に勉強を続けて、自分自信を変え続けていくことが重要なんだろうなと感じさせる内容でした。

AIが発達していけば、平均的なことや、普通なこと、一般的なことなんてのは、みんなAIやらプログラムやらが判断できるようになっていくんでしょうね。そんな中で一番大事なのは、結局なんか、普通であることなんてどうでもいいから、あなたや僕自身がやりたくてしょうがないことってなんなんだろうと、突き詰めていくことなんかもしれません。

ありがとうございました!

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