起承転結で巻き起こす変化で、伝わる動画を作るには?

起承転結で巻き起こす変化で、伝わる動画を作るには?

本のまとめ

▼読んだ本は?
■いきなり効果があがるPR動画の作り方 自分で作れる、シナリオが決め手
■新井一樹さん
http://amzn.asia/d/iaQVp76
▼動画を企画するときの流れは?
【1】動画で何を伝えるのかという「目的」を決める
【2】誰に伝えるのかという「ターゲット」を決める
【3】動画をどこで届けるのかという「媒体」を決める
【4】構成や素材、セリフなどシナリオを作る
【5】撮影のための絵コンテを作る
▼PR動画の4つのタイプって?
【1】商品直接型
└商品やサービスの機能や特徴を、数字も使って紹介するタイプ
└商品やサービスの購入を促すときにつかえる
└生活雑貨全般(家電・食品・医療・雑貨)に使える
└ECサイトや公式SNSで動画を載せるのに相性がいい
└シナリオ作成の難易度は低い
└すでに商品やサービスに興味をもっている「顕在層」に有効

【2】商品間接型
└商品やサービスを利用したときの、体験を紹介するタイプ
└商品やサービスの認知拡大、ファンの獲得に効果的
└体験に重きをおくサービス(レストラン・宿泊施設)に使える
└SNS広告との相性がいい
└シナリオ作成の難易度はやや低い
└まだ商品やサービスのことを知らない「潜在層」に有効

【3】理念直接型
└企業理念やメッセージを、詳しく紹介するタイプ
└求人サイト、会社案内、リクルート、社内広報によく使われる
└シナリオ作成の難易度はやや高め
└すでに企業を知っている「顕在層」に有効

【4】理念間接型
└企業理念やメッセージを、間接的に感じ取ってもらうタイプ
└SNS広告との相性がいい
└シナリオの難易度は高め
└まだ企業のことを知らない「潜在層」に有効

▼印象にのこる動画って?
■「ドラマ」があるかどうかの差で決まる
■ドラマとは「変化」のこと
■現状を変えたい人が、その夢をはばむ障害を乗り越えて、最後に変化し、成長すること
■例えば「料理下手のお母さんが、その調味料を使ったら、子どもたちが美味しいと言ってくれる」
■例えば「小さな町工場だった会社が、大企業に成長する」
▼ドラマを生み出す「構成」って?
■「起承転結」で構成をつくる

【1】転
└この動画で一番つたえたいテーマを「転」で表現する
└例えば、恋人2人が結ばれてキスをするシーン

【2】結
└テーマを定着させて、「結」でテーマへの余韻を残す
└結ばれた恋人2人を、アップからロングへと、どんどん引いて撮影していくシーン

【3】起
└ドラマが起きる世界を「起」で紹介する
└「天=時代」「地=場所」「人=登場人物」という「天地人」の3つを伝える
└一番伝えたいテーマとは逆のことを「アンチテーゼ」として、あえてはじめに伝えておくといい

【4】承
└いろんな障害が発生して、それを乗り越える状況を「承」で表現する
└「承」でいかにハラハラドキドキさせられるかが大事

▼「商品直接型」動画の作り方は?
■商品やサービスを使うことでどんな変化が起きるかを「転」で伝えることが大事

■例えば「家電量販店」の動画
【1】あれもこれもほしいと思ってる男性
【2】家電量販店のセールのお知らせ
【3】店員がハッピ姿で「他店より1円でも高ければ割引します!」という

■例えば「24時間水道トラブル対応」の動画
【1】深夜にトイレの水漏れ
【2】慌てて電話をする女性
【3】作業姿のスタッフが「24時間365日笑顔で対応」という

■例えば「手帳販売」の動画
【1】サラリーマンの男性が、先週の予定を思い出せず、資料を作る手が止まっている
【2】電話がかかってきて、ダブルブッキングしてしまっていたことが発覚、怒られる
【3】落ち込む男性に同僚から手帳が渡され、突如テキパキ仕事ができるようになる
【4】手帳は◯◯、今なら20%引きというナレーションが流れる

▼「商品間接型動画」の作り方は??
■「承」で気持ちを盛り上げて、「結」で余韻を感じてもらうことが大事
■ターゲットと登場人物の間に「共通性」と「憧れ性」を伝えることが大事
■残業ばかりで休みが取れない女性(共通性)が、素敵なリゾート地でくつろぐ(憧れ性)、みたいなイメージ

■例えば「お酒の魅力を伝える」動画
【1】疲れた顔でカウンターに座るサラリーマン
【2】バーで美女が水割りを作ってる
【3】今日もお疲れ様、と笑顔で水割りを渡す
【4】氷がいい音をたてて、商品名がテロップに出る

■例えば「カメラ紹介」の動画
【1】おゆうぎ会ででカメラを回すお父さんの姿
【2】運動会で走りながらカメラを回すお父さん
【3】家で子どもの顔を見ながら、動画を編集するお父さん
【4】いい顔撮れたな、といって、カメラをケースにしまう

■例えば「数色ある手帳」の動画
【1】社内に憧れの人がいるけど、話しかけられない内気な女性
【2】悩んでいる男性社員を見て、自分の手帳に悲しみのシールを貼る
【3】男性が、色違いだけど自分と同じ手帳をもってることを発見し、ためらいながらも笑顔で話しかける女性
【4】「一緒に歩こう、一緒に恋しよう」のナレーションが流れる

▼「理念直接型」動画の作り方は??
■どんな理念を持っているかを「転」でストレートに伝えることが大事

■例えば「製造工程にこだわりのある化粧品会社」の動画
【1】商品を作る生産ラインで働く人たち
【2】清潔に保たれ、丁寧に商品を作っている
【3】密封された容器を空け、喜ぶお客さんの姿

■例えば「住宅建築会社」の動画
【1】新築の家の工事風景
【2】和風でモダンな家
【3】明かりが灯り、家主に花束を渡す営業マンの姿
【4】1件の家から街全体が映され、活気が伝わる

■例えば「手帳制作会社」の動画
【1】昭和30年代の日本、機械工場を見学する若き日の社長
【2】社員と一緒に、さまざまな手帳を作り上げていく
【3】時が経ち企画書が新入社員から渡され、笑顔で受け取る社長
【4】新入社員を含めたみんなの笑顔と「私達と一緒に、未来を創ろう」のテロップ

▼「理念間接型」動画の作り方は??
■「承」で気持ちを盛り上げた上で、「転」で理念を間接的に伝えることが大事

■例えば「自然環境保護を大事にするアパレル会社」の動画
【1】森の木々や、鳥たちのさえずり、風の音
【2】シンプルなワンピースを着た女性の髪がなびく
【3】「地球とともに生きる」というメッセージが流れる

■例えば「チャレンジする人をサポートするスポーツメーカー」の動画
【1】サッカー選手の鬼気迫る表情、テニス選手のガッツポーズの映像
【2】高校生が、サッカーシューズの紐を結ぶ姿
【3】「挑戦だけが未来を作る」というメッセージが流れる

■例えば「つながりを理念にする手帳会社」の動画
【1】資料だらけの机で仕事する主人公
【2】上司に作った資料を見せるが怒られ、帰宅時には人がいっぱいで電車に乗れない
【3】ふと手帳を見ると「母誕生日」と書かれていて、お盆の辺りに「帰郷」と書く
【4】笑顔の主人公と「つながろう」のメッセージが表示される

▼動画を撮る時の流れは?
【1】プリプロダクション(プリプロ)
└予算の決定
└企画立案
└キャスティング
└スケジューリング
└ロケハン(撮影場所)を決める

【2】撮影
└監督、撮影部、俳優部、衣装部などが一緒になって、撮影にあたっていく

【3】ポストプロダクション(ポスプロ)
└編集を行う
└映像や音楽をつなぎ合わせる
└映像に文字を入れていく

▼動画撮影の登場人物は?
■プロデューサー
└動画撮影の最高責任者
└企画立案や動画の方向性の確定
└スタッフ編成やキャスティング、シナリオの打ち合わせ
└途中からアシスタントプロデューサーに渡す

■ディレクター(監督)
└撮影時のスタッフ、キャストのまとめ役
└脚本家と一緒にシナリオを作り、その後絵コンテを作ったりする
└撮影や編集に立ち会い、完成するまで映像にチェックや編集を入れる

■脚本家
└シナリオを作成する

思ったこと

PR動画のタイプとして、商品やサービスを紹介するか、会社の理念を紹介するかしかないこと、そして、動画を作るうえで「起承転結」をもとにしたシナリオ作りが、いかに大事かがまとめられている本でした。

起承転結の「転」で巻き起こる変化で、あなたが一番伝えたいテーマを伝えられること、そしてその「転」で大きく盛り上がるように、「承」のタイミングでいかにハラハラドキドキさせたらいいかが、わかりやすく書かれていました。

確かに、好きになった映画やドラマ、CMを思い出してみると、大きな環境の変化を通して主人公が変わっていく姿に、ハラハラドキドキしたからというのが、一番大きいんだろうなと思います。

別に動画だけじゃなくて、現実の人でも、いつも安定しておちついている人に面白さを感じるんじゃなくて、波があるけど、大きな変化を引き起こせたり、その変化の中心にい続けることを厭わない人のまわりに、人がたくさん集まってくるような気がします。

あーしかし年々、大きな変化を起こすことが怖くなりますね。お金も家族も地位もなんにももってないのに、なにをびびってんんだ、自分。

ありがとうございました!

関連する記事