ほぼじゃなく、毎日アイデアを生み出すほぼ日の組織論とは?

ほぼじゃなく、毎日アイデアを生み出すほぼ日の組織論とは?

本のまとめ

▼読んだ本は?

■すいません、ほぼ日の経営。
■ 川島蓉子さん, 糸井重里さん
http://amzn.asia/d/jg93qpI

▼ほぼ日って?

■糸井重里さんが社長の株式会社ほぼ日が運用するウェブサイト
■買い物/文化/学び/仕事など多くの読み物が掲載
■商品を販売する「ほぼ日ストア」もある
■雑貨や洋服、食べ物などさまざまな商品ラインナップがある

▼ほぼ日ではどうやってクリエイティブが生まれる?

■「やりたい」と強く思う人がいればはじまる
■本人がおもしろいと思って、周りの人がおもしろいと思えたらOK
■言い出した人がリーダーで、メンバーの役割は徐々に決まっていく
■クリエイティブを企画するときには、ほかの会社の商品とかは見ない、比較しない
■ターゲットを決めるんではなくて、自分がお客さんだったらほんとに嬉しいかを徹底して考える
■お客さんに何がほしいかは聞かない。なぜなら自分が何がほしいかまでは気づいていないから

▼クリエイティブを生み出すときに大事なのは?

■動機
└自分がおもしろいと思えること

■実行
└自分が動いてお客とやりとりすること

■集合
└やりたいことの周りに、人が集まってくること

▼クリエイティブの供給源って?

■クリエイティブの「供給源」が大事
■供給源とは、おもしろいことを考えたりやったりする人のこと
■供給源の人からクリエイティブをもらったら、何かをお返しをしないといけない
■例えばある作家の活動に感銘を受けたら、その人の展示会をひらくとか

▼仕事を一緒にするときに大事なのは?

■課題を解決してもらうこと
└旗がほしければ、旗を作ってもらうこと

■方法をわけてもらうこと
└その旗の作り方や、作ったあとの使い方を教えてもらうこと

▼場を作るためにほぼ日がやってることは?

■生活の楽しみ展
└ほぼ日の商品をリアルな場で売る

■ほぼ日の学校
└編集者河野さんを校長とする古典を学ぶ学校の運営

▼ほぼ日の働き方は?

■1日7時間労働に変えた
■毎週金曜日をインデペンデントデイとして、社員が自分のことをやる日にした
■なぜなら時間じゃなく、アイデアがたくさん出てくることが、生産性が上がるということだから
■人体模型のような内蔵型組織になっている
■脳が一番重要ではなく、臓器がそれぞれ別の役割をもっていて、みんなそれぞれ大事
■4ヶ月に一回は部署関係なく席替え

▼ほぼ日で働くうえで大事にしていることは?

■なにかあったら「あいつをよぼうぜ」と言われる人であること
■力のある人ではなくて、いい人であること
■「自己評価表」を年2回出してもらうこと
■嘘をつかず誠実であること
■誰かのために貢献できること
■人がうらやましがるアイデアを出して、実行できること
■「やさしく、つよく、おもしろく」が行動理念
■上場の1年前に発表した「夢に手足を。手足に、夢を」の言葉を実行できること
■そのためには、アイデアを企画したり夢を実現できる「場」を作れること

▼ほぼ日が上場したのはなんで?

■上場して、ただ単純に大きく成長することが目的じゃない
■でも、上場によって小さくやることを続けながら、同時に次の下ごしらえができる
■上場するまで、3年先のことなんて分からないから、そう伝えてた
■でも、ほぼ日の活動を応援してくれてる人に失礼だと思った
■だから「3年先にこうなりたい」と伝えるようになった
■ほぼ日の株は、ファンだから買ったと言われたりすると嬉しい

▼社長としての糸井さんの役割は?

■新しい「顧客の創造」を常に考えること
■こっちに進むぞと指針を示せる「おじさん」であること
■嫌な役割も含めて責任を取れる「お父さん」であること
■そして、自分がいなくなっても大丈夫なようにするにはどうしたらいいか考えること
■糸井さんがやることを、他のだれもができるようになること
■社員が幸せでいられるよう、ちゃんと給料が払えること
■社長として、社員みんなと平等に付き合うということはない
■そのことに文句を言われたら「きみがおもしろくならないといけないよ」と伝えると思う

▼幼い頃の糸井さんは?

■小学生のころ、働くことが嫌で、くよくよ悩んでいた
■自分みたいな人間は、働いたら毎日怒られてばっかりだろうと思ってた
■働くのがいやで、人に命令されたり管理されたりもいやだった
■そんな過去の自分があったから「いやじゃない会社にしたい」と、今思えている

思ったこと

10年以上毎日更新され続けている糸井重里さん自身が書くエッセイに加えて、雑貨を作った人の思いと一緒にその商品の販売をおこなったりする「株式会社ほぼ日」の経営について、インタビューで糸井さん自身が答えていく本でした。

クリエイティブやアイデアを生み出すためには、他社の商品を見ることでも、ターゲットを決めることでも、お客さんに聞くことでもなく、一番大事なのは、あなたがそれをおもしろいと思えるかという、本質がささる内容でした。

確かに、マーケティングの本とか読んでいると、フレームワークやら方法論はいっぱいかかれているけど、きっとそんなものにのっかっても、じぶん自身がそのアイデアをおもしろがれなかったら、なんの意味もないんだろうな。

そして、組織を作り上げていく上で、幼いころの糸井さん自身が働きたくないと思っていたからこそ、そんな自分がはたらきたいと思えるような会社にしようという、強い意志が感じられるものでした。

「ほぼ毎日エッセイを書く」ことから名付けられた「ほぼ日」は、10年の歳月を超えて毎日更新され続けていると思うと、なんだかひたすら、ものすごいすね。

ありがとうございました!

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