操作されたインフルエンサーじゃなく、本気のファンとつながるコミュニティマーケティング

操作されたインフルエンサーじゃなく、本気のファンとつながるコミュニティマーケティング

AmazonのクラウドサービスであるAWSを軸とした「JAWS-UG」。そのファンが集うコミュニティを運営をする中で、コミュニティを通してサービスが売れていく「コミュニティマーケティング」をどのように行うべきか。

これまでは、企業側からの一方的な宣伝や、インフルエンサーと呼ばれるInstagramやTwitterで影響力のある人物にお金を払って、商品を宣伝してもらう形を取っていたこと。でも、それでは、ほんとに熱量のある形で情報が伝わらないこと。

熱量を伝えるためには、ほんとにそのサービスや商品が好きで、そのファン自身が情報を拡散していく必要があること。それができるのが「コミュニティマーケティング」であること

そして、一度出来上がったコミュニティに対して、後から方向性を変えるのは難しいこと。だからこそファーストピンとなる、コミュニティの最初の20人を、しっかりと見極めて声をかけること。そして、その最初の20人は、必ず同じ関心を持った「関心軸」でつながっていること。そんなマーケティングにおける重要なことが描かれています。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング
■小島英揮 (著)

▼コミュニティマーケティングってなに?

■サービスの「ファン」と言える人たちをコミュニティ化し、自発的に発信してもらうこと
■ファンとは、サービスを知っていて、気に入っていて、他の人にも広めたいと思っている人
■会社自身が「このサービスはいいですよ」というメッセージを出すだけではだめ
■コミュニティに集まってくれるファンに、サービスの良さや価値を語ってもらうことが必要
■サービスを売る人がレコメンドするんじゃなく、「自分ゴト化」してくれるファンに、楽しんで情報発信してもらうこと

▼コミュニティでうまくいく人は?

■どんどん質問したほうがいいし、自分が知っていることはどんどんアウトプットしたほうがいい
■情報をもらえている人は、情報を発信している人
■金銭を伴わない、ギブ&テイクの良好な関係を築ける人
■対象となる商品やサービスに対して、熱量を持っている人
■ファンとしての熱量がないインフルエンサーだと「自分の売り込み」に専念して、終わってしまうからだめ
■コミュニティに貢献できている人
■楽しんで情報をアウトプットできる人

▼コミュニティでサービスが売れる流れは?

■「Sell To The Community(コミュニティに売る)」
└コミュニティに集まっている人たちに、企業が売るのはだめ
└企業が伝える以上には、拡散しないから

■「Sell Through The Community(コミュニティを通じて売る)」
└コミュニティを通じてファンの間にサービスが拡散して、自発的に売れていくことが必要
└人は自分のお気に入りのものは誰に言われるでもなく、おすすめしたくなるから

▼うまいくコミュニティとは?

■どんなファンに集まってほしいかの「関心軸」が大事
■「関心軸」の中で、あなたが必要だと言われると、承認欲求が満たされていく機会が増えるから
■情報を発信していくことが、自分自身のプラスになっていくこと
■初期メンバーがとっても大事
■技術だけでは、コミュニティを維持することはできない
■コミュニティでの、具体的な目標を掲げることが大事
■例えばAWSコミュニティでは「AWSに関する情報を、日本語で検索できるようにする」など
■「勉強会」と同時に、「懇親会」を用意すること
■学んだことや感じたこと、共有したいことをTwitter等でアウトプットしてもらうよう促すこと
■発信された情報に関して「間違ったもの以外は、訂正にいかない」こと。ネガティブな情報でも、受け入れること
■コミュニティで情報発信した人が、外からも発見され、評価されるようになること
■そのためにクローズドではなく、オープンなコミュニティを作っていくこと

▼コミュニティの計測方法は?

■コミュニティを構成するマーケットの面積が、どれくらい大きくなったか?
■ミートアップの回数や、参加者の増え方はどうか?
■ミートアップに来ている新規参加者(できれば全体の40~60%)がどのくらいいるか?
■コミュニティから、どれくらい外部に情報が発信されたか?

▼コミュニティをはじめる時の最初のポイントは?

【1】オフラインファースト
└リアルな場で対面して話すほうが、初速がついて一体感や次の行動が生まれやすい

【2】コンテキストファースト
└「何に共感し」「どうしたいと思って集まっているか」をきちんと設定しておくこと
└最初から関心軸、そして倒すべきファーストピンを明確化しておくこと

【3】アウトプットファースト
└ツイートでもブログでも、コミュニティで話し合った内容が外に出ていくこと

▼情報をツイートしてもらうためのポイントは?

■イベントの終わりに、ツイートしてほしいことをきちんと伝える
■「今日は良かったと思う人、手を挙げてください」と伝え、その流れでツイートをお願いする
■前回のイベントに対して、実際にツイートしてくれた人の事例を出す
■「ここがツイートポイントです」などの形で、ジョーダンを交えて伝える
■「ブログ書くまでが勉強会」などの形で、フレーズ化する

▼コミュニティでのお金の流れは?

■ツイート・ブログに対する対価で金銭を与えるなどは、絶対ダメ
└なぜなら「自分から書きたいと思う人が書かないと、熱量が伝わらない」から

■懇親会でも、割り勘などで少しでもお金を払ってもらう
└なぜなら「飲んで食べるだけの、熱量がない人」が来ることを防げるから

▼コミュニティマネージャーに必要な資質は?

【1】マーケターであること
└コミュニティ自体に取り込まれるんじゃなく、コミュニティづくりをマーケティングだと、理解している必要があるため

【2】人に好かれる人であること
└たくさんの人と関わる立場になるため

【3】会社への交渉力があること
└会社に説明したり、必要に応じてリソースを会社から引き出せる必要があるから

▼成功しているコミュニティの具体例は?

■kintone Café
└サイボウズが開発する、データベースアプリケーションである「kintone」を軸としたコミュニティ

■ヤッホーブルーイング
└ビール「よなよなエール」を軸とした、年に1回超宴と呼ばれるリアルイベントを行うコミュニティ

■JAWS-UG
└Amazonのクラウドサービス、AWS(Amazon Web Service)を軸としたコミュニティ

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