チームが結束力を高めるための、会社とリーダーのあり方とは?

チームが結束力を高めるための、会社とリーダーのあり方とは?

チームとは、そもそも目的や目標を共有する人の集まりであること。そして、目標は具体的な行動や成果、その意義によって定義されること。

そして、そんなチームが結束力を高めるためには、哲学や活動内容、そしてチームメンバーにちゃんとメリットが用意されていること。

でも、チームになにかを求めるだけじゃなく、チームのリーダー自身も、そのチームに影響力を保持できるような専門性や魅力を持つ必要性が描かれています。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■THE TEAM 5つの法則
■麻野耕司 (著)

▼チームってなんだろう?

■「共通の目的」をもつ、人のまとまりのこと
■例えば、小学生の登校でも「一緒に安全に投稿する」という目的をもてば、チームになる
■だからこそ「目的を達成する」以上に「目的を適切に設定する」ことが大事

▼目的・目標を分解すると?

【1】行動レベルの目標設定
└例えば「事例を交えて、わかりやすい本を作る」

【2】成果レベルの目標設定
└例えば「作った本を、10万部売る」

【3】意義レベルの目標設定
└例えば「日本全体のチーム力を高める」

▼目標設定をうまく実現した事例は?

■新幹線の清掃チーム
【1】行動目標
└さわやか・あんしん・あったか

【2】成果目標
└7分でお客様に温かな思い出を持ち帰って頂く

【3】意義目標
└新幹線劇場のキャストとして、お客様に感謝感激をあたえる

■目標設定した結果
└7分間で1,000席の清掃を22名のチームが完璧に行えるようになった
└出発する新幹線を頭を下げて見送る姿に、拍手が起こるようになった
└夏にアロハシャツや浴衣を着るアイデアが、スタッフから提案されるようになった

▼チームのタイプを4つに分けると?

【1】サッカー型チーム(「スマートフォンアプリの開発チーム」など)
■「環境の変化度合い」が大きい
■「人材の連携度合い」が大きい
└スマホアプリランキングが刻一刻と変わるうえに、PMやデザイナー、エンジニア間での密な連携が必要

【2】野球型チーム(「飲食店の店舗スタッフチーム」など)
■「環境の変化度合い」が小さい
■「人材の連携度合い」が大きい
└店舗の内装やオペレーションはそんなに変わらないが、スタッフ間での密なコミュニケーションが必要

【3】柔道団体戦型チーム(「生命保険の営業チーム」など)
■「環境の変化度合い」が大きい
■「人材の連携度合い」が小さい
└老若男女、多種多様な顧客への対応が必要だけど、1人の営業が完結させるためそんなにコミュニケーションが必要ない

【4】駅伝型チーム(「工場の清算チーム」など)
■「環境の変化度合い」が小さい
■「人材の連携度合い」が小さい
└誰がどの工程を担当するかが明確で、他スタッフとそんなにコミュニケーションが必要ない

▼チームメンバーを理解するためのモチベーショングラフとは?

【1】横軸に「時間」、縦軸に「モチベーション」を取る
【2】その人が、生まれてからこれまでのモチベーションの変化を書いてもらう
【3】相手の「感情の変化」を、グラフ上で視覚的にお互いが理解できるようになる

▼モチベーション(志向)のタイプを4つにわけると?

【1】アタックタイプ(達成支配型欲求)
└欲求:自力本願で強くありたい・成功したい・周囲に影響を与えたい
└キーワード:勝ち負け・敵味方・損得
└言われると嬉しい言葉:すごいね

【2】レシーブタイプ(貢献調停型欲求)
└欲求:人の役に立ちたい・中立的にいたい・戦いよりも協調したい
└キーワード:善悪・正邪・愛憎
└言われると嬉しい言葉:ありがとう

【3】シンキングタイプ(論理探求型欲求)
└欲求:複雑な物事を探求したい・無計画な状態を避けたい
└キーワード:真偽・因果・優劣
└言われると嬉しい言葉:正しいね

【4】フィーリングタイプ(審美創造型欲求)
└欲求:新しいものを生み出したい・楽しいことをしたい・平凡をさけたい
└キーワード:美醜・苦楽・好き嫌い
└言われると嬉しい言葉:おもしろいね

▼スキル(能力)のタイプを4つにわけると?

【1】対自分力(行動や考え方のセルフコントロール力)
■外交的なスキル
└決断力・曖昧力・瞬発力・冒険力
■内向的なスキル
└忍耐力・規律力・持続力・慎重力

【2】対人力(コミュニケーション力)
■父性的なスキル
└主張力・否定力・説得力・統率力
■母性的なスキル
└傾聴力・受容力・支援力・協調力

【3】対課題力(課題への対応・処理能力)
■右脳的なスキル
└試行力・変革力・機動力・発想力
■左脳的なスキル
└計画力・推進力・確動力・分析力

▼コミュニケーションにおける心理的安全を確保する方法は?

※アニメ制作会社「PIXAR」で行われている方法

■ブレイン・トラスト会議
└数ヶ月ごとにスタッフが集まり、制作中の作品を相互評価する
└でも、監督は批判の声があっても、必ずしも従わなくていい

■デイリーズ
└所属するアニメーターは全員、未完成の制作物をアニメーターが、毎日監督やその他スタッフに見せる必要がある

■反省会
└作品が完成した後に、うまくいったこと、いかなかったことをメンバー全員で振り返る

■ノーツ・デイ
└メンバー全員が集まり、会社をよくするための意見交換を行う

▼チームの意思決定の3つの方法は?

【1】独裁
└誰かひとりが、独断で意思決定する方法
└意思決定者が十分に情報を集められる環境が必要
└「意思決定の良し悪し」にとらわれず、「意思決定の強さ・速さ」を重視すること
└ソフトバンクの孫さんは「ファーストチェス理論」を重視している
└ファーストチェス理論とは「5秒で考えた手」も「30分かけて考えた手」も、実際は86%が同じ手になるという理論

【2】多数決
└いくつかの選択肢を提示したうえで、チーム全員の意志を問い、多数の賛同を得た選択肢を選ぶ

【3】合議
└チーム全員で話し合って、結論を導くやり方

▼合議における意思決定のプロセスは?

■意思決定を行うための順序
【1】選択肢の基準となる、選択基準を決める
【2】選択基準に、優先順位をつける
【3】選択肢を洗い出す

■事例「テレビCMに起用するタレントを決める場合」
【1】タレントの選択基準として「ターゲットへの認知度」「ブランドとの合致度」「コスト」の3つとする
【2】3つの選択基準に対して、優先順位を決める
【3】最後に「人気若手女優」「大物俳優」「人気芸人」など選択肢を出す
※具体的な選択肢は、必ず最後に出す

▼人の影響力の源泉ってなに?

【1】専門性
└メンバーに「すごい」と思われる技術や知識があること

【2】返報性
└メンバーに「ありがたい」と思われる支援や関与があること

【3】魅了性
└メンバーに「すてき」と思われる内面的・外見的魅力があること

【4】厳格性
└メンバーに「こわい」と思われる規律や威厳があること

【5】一貫性
└メンバーに「ぶれない」と思われる方針や態度があること

▼チームメンバーの結束力を高める4つの方法とは?

【1】Philosophy(理念・方針)
【2】Profession(活動・成長)
【3】People(人材・風土)
【4】Privilege(待遇・特権)

■事例「大学入学後にサークルを選ぶ場合」
└バレーボールサークルを選ぶ=Profession(活動・成長)に惹かれる
└和気あいあいと楽しむサークルを選ぶ=Philosophy(理念・方針)に惹かれる
└気が合いそう先輩がいるサークルを選ぶ=People(人材・風土)に惹かれる
└有名企業に就職した先輩が多いサークルを選ぶ=Privilege(待遇・特権)に惹かれる

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