ブラウザから除く孤独な人と人をつなぐ、インターネット的な世界って?

ブラウザから除く孤独な人と人をつなぐ、インターネット的な世界って?

パソコンのブラウザを通して、インターネットから世界をのぞき見するひと。そんなひとりひとりは明らかに孤独だけれど、その孤独なひとりひとりをつなぐインターネットの先には、笑顔を返してくれる存在がいるかもしれないこと。

そして、仕組みとしてのインターネットが大事なんじゃないこと。それより、あらゆる人やものをリンクさせ、それらをフラットな価値観の中で自由にシェアしあうことで、今後変わっていく世界の変化を「インターネット的な世界」として理解しているのが大事なことが、描かれています。

この本が2001年に書かれていたと思うと、ほんとに、予言の書ですね。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼インターネット的ってなんのこと?

■例えるなら「自動車=インターネット」、「モータリゼーション=インターネット的」ということ
└自動車があると車庫が必要になる
└そして自動車に紐づく、さまざまなニーズや市場が出てくる
└旅館も、商店街も、デートの仕方も変わる
└人の遊び方も、お金の使い方も変わる
└そんな、「自動車」が変えた人の生活すべてを「モータリゼーション」と呼ぶ
└同様に「インターネット的」も、インターネットが発明されてこれから変化していく、人の生活すべてのこと

▼インターネット的な世界ってどんな世界?

■人と、乱反射的につながる世界
■ソフトや距離を無限に圧縮できる世界
■考えたことを熟成させずに出せる世界
■価値のピラミッドがバタンと倒れて、平ら(フラット)になる世界
■それぞれの人が、個人の優先順位を大事にしながら、役割をこなす世界
■「答えが見えない」「わけがわからない」ことが価値をもつ世界
■「正直は最大の戦略である」ことになる世界
■「感動」や「センス」が最も価値をもつ世界
■人の思いが楽々と、自由に、無限に開放されていく世界

▼インターネット的な世界での3つの軸は?

【1】リンク
└「質問」と「問い」が1個ずつじゃなく、たくさんの付随する情報が、有機的かつ延々につながること

【2】シェア
└個人の力を、みんなで分け合って「おすそわけ」しながら、楽しむこと

【3】フラット
└相手の年齢、地位、性別、価値を意識しない同じ立ち位置で、情報のやり取りを行うこと

▼ほぼ日の言葉「Only is not lonely」が生まれたのは?

■孤独ほど怖いものはない
■孤独やひとりぼっちは、当たり前の人間の姿
■そしてインターネットのディスプレイ画面を見つめている人は、みんな孤独
■ブラウザという画面を通して、たった一人で、世界をのぞき見しているイメージ
■でも、のぞき見している先の世界が、必ずしもその孤独なひとりに冷たいだけとは限らない
■世界の反対側にいるもうひとりの孤独が、作り笑いや、時にはほんとの笑顔を返してくれるかもしれない
■そうしてひとりぼっちと、ひとりぼっちがリンクできるのがインターネットの世界
■つながりすぎないで、つながれることを知れる世界

▼インターネット的な世界でやるべきことは?

■考えたこと、やってみたいことを、惜しみなく出し続ける
■枯渇するのではないかとか、後でもっと良い使い道があるかとか、考えない
■アイデアをとにかく投げてみて、もっといい考えがでてきたら、書き換えればいい
■なぜならたくさん出す人、いっぱいサービスする人のところに、いいおすそわけが返ってくるから

▼ほぼ日が作りたい価値観って?

【1】「位置」(ポジション)としての価値
└「老舗百貨店の包装紙に包んであれば、喜ばれる」といった考え
└「係長より課長が、課長より部長が偉い」といった考え

【2】「勢い」としての価値
└「ベストテンとかチャートヒットが大事」といった考え
└「売上×露出が大事」といった考え

【3】ほぼ日が作りたい価値
└位置がなくても、勢いがなくても、「なんとも言えないけど、すごいもの」を価値として紹介できる場所

▼生産社会からの消費社会への転換って?

■作るのは大変で、使うのは簡単だった
■でも、使うことの工夫や楽しみが豊かに広がる世界
■これからは、使ったり楽しんだりするほうの工夫、アイデア、感覚が大切になってくる
■言ってみれば「消費のクリエイティビティ(独自の、今までにない何か)」が大事になる
■ただ決まったものを生産するんじゃなく、消費すること自体を楽しめること
■「遊びをライフワークにすること」が大事

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