ここにいてはいけない、から、どこにでもいけるへの価値転換

ここにいてはいけない、から、どこにでもいけるへの価値転換

本当に小さいころから「ぼくはここにいてはいけない子だ」と、ずっと思っていた著者の尾原さん。そんな時一冊の絵本を読んで、一つの場所から次の場所へ、とどまることなく渡り続けることで、たどり着いた新しい場所に住む人たちに、価値を感じてもらえる存在を目指すようになったこと。

結果としてGoogleからマッキンゼー、リクルートまで、色んな会社を渡り歩いてきたこと。そんな中で、スキルを付け、業界の知見をつけ、人を信じて頼る力をつけていったこと。結果として、どんな場所でも、どんな人とでも働く力を身に着けていった経緯が描かれています。

「会社を渡り歩く」って一見マイナスなことに聞こえるけれど、それぞれの会社に息づく文化を最速で吸収し、いいとこ取りを続けることで急速な成長を続け、学んだことを新しい場所に還元していく力って、逆にすごすぎるや。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
■尾原 和啓 (著)

▼どこでも、誰とでも働けるようになるには?

■信頼される「プロフェッショナル」になること
■ひたすら、相手のためになることをギブし続けること
■直接的な見返り(金銭)を、求めないこと
■自分の持つ知識をオープンにすること
■そうすれば、信頼の貯金が貯まって、どこでも、誰とでも働けるようになっていく

▼プロフェッショナルって何?

【1】自分で自分を律して、成果を出せること
【2】それを、相手に説明できること
【3】相手が、それを評価してくれること
【4】そして、自分の名前で生きる勇気をもつこと

▼プロフェッショナルな仕事って?

■3つの力が必要

【1】スキル
└何かの仕事を達成するために必要な、スキルセットのこと
└例えば、営業の仕事の場合「相手が困っていることの言語化」「要点をまとめた資料を作れる」など

【2】エクスパティーズ
└特定の業界やプロダクト、サービスについての、幅広い専門知識のこと
└例えば、消化器を売る場合、消火器の使い方や消防法、保険金など業界全体を踏まえて話せるなど

【3】ネットワーク
└人との縁のこと
└例えば、自分だけでは実現できない時に、誰もが認めるその道のプロとのつながりをもつこと

▼信頼の貯金を貯めるには?

■やりたいことより、やらないことを決めておくこと
■例えば「出所不明の情報はアップしない」「下ネタはやらない」など
■結果として倫理的な歯止めになり、自分らしさが生まれて、他の人からの差別化になる

▼Googleの文化になっている「性善説」とは?

■Googleでは、人を信じる性善説からすべてがはじまる
■なぜなら、信じていれば、圧倒的にはやくアウトプットを出せるから
■反対に、人をいちいち疑って確認を取っていたら、時間やコストがかかってしまう
■特に、多様なバックグラウンドをもつ人が集まるGoogleでは、相手のことを疑い出したら、きりがない
■そこで「グーグリー(Googley)」という価値観を持つ人なら、無条件で受け入れ、信用する
■グーグリーとは「自分本位じゃなく未来志向、他人にギブできて、周りを引っ張りながら、個性を大事にする」という考え方のこと

▼会議をうまく進めるには?

【1】会議の人数を制限すること
└最大でも5人まで制限すれば、みんなだいたい均等にしゃべってくれる
└大人数になっちゃう場合は、5人ずつ別テーブルに分けて、それぞれで結論を出してもらう

【2】会議では「事」と「人」を切り分ける
└「誰が言ってるのか」じゃなく「何を言ってるのか」で判断する

【3】会議のメンバーにリラックスしてもらう
└多様な意見が出るように「自分の発言を聞いてもらう」「否定されない」という場作りをする

▼会社を転職する時の2つの理由は?

【1】目的としての転職(就職)
└その会社の事業に共感して、会社で働くこと自体が目的の転職

【2】手段としての転職(就職)
└自分の能力やスキルを高めて、次のレベルに行くための手段としての転職

■ほとんどの転職は「○○がしたい」という目的で語られがちだけど、手段としての転職があってもいい

▼「始まりの場所」にいることの大事さって?

■業界がまだ小さいときや、黎明期からその業界に参加する
■すると、全体のサイズが小さいから、同志のような仲間があちこちにできる
■そして、360度どの方向を見ても、誰が何をやってるか、把握できるようになる
■そうすれば、例え業界が大きく成長しても、全体像を把握できるようになる

▼AIやロボットの進化の先に、人がやることって?

■AIやロボットが発達すると、繰り返しや単純作業は、代わりにやってくれるようになる
■そして人に残されるのは「自分の好き」をとことん突き詰めたことだけ
■そんな時「自分の好きを市場にさらして、価値を見極める」ステップが大事
■そうすれば、自分の好きが、世の中に対してどれぐらいの力を持つかが分かる
■市場にさらす方法は、ECサイトでものを売るでも、ユーチューバーでも、SHOWROOMでもなんでもいい
■さらした結果のコメント数などから、その価値が分かるようになる

▼成長を表す「三木谷曲線」って何?

【1】毎日1%ずつ成長していくと、1年で37.8倍くらいになる
【2】個々の社員が毎年37倍以上成長すれば、社員1万人の会社なら、圧倒的な成長につながる
【3】でも、ライバルだって同じようにちょっとずつ成長していく
【4】そんな時登場するのが、楽天の三木谷社長が考える「三木谷曲線」
【5】最初のうちは、努力してもなかなか成果には結びつかない
【6】でも、諦めずに努力していると、あるレベルを超えた瞬間、急激に成長する
【7】それは、やり続けたことが得意なことに変わって、それをやること自体が苦じゃなく、楽になるから
【8】そして、自分は楽しているのに、まわりからは自然とありがたがられるようになっていく
【9】結果、最後まで粘って努力し続けた人だけが、成果をごっそり独り占めできる

▼誰とでも仲良くなるための3つの条件は?

【1】マイクロインタレストをもつ
└「みんなの共通の話題」とは別の、あなただけの「細分化されたこだわり」をもつ

【2】自己開示する
└自分の手の内を明かし、自分の弱みをさらけ出せること

【3】コミットメントする
└結果を客観的な数字で受け止め、自分事化して、誰かのせいにしないこと

関連する記事