すべての人が経営者と同じ心を持ち働くためのアメーバ経営とは?

すべての人が経営者と同じ心を持ち働くためのアメーバ経営とは?

20代に京セラを立ち上げ、日本を代表する会社の一つとして成長させた稲盛和夫さん。その経営手法の根幹となる考え方「アメーバ経営」。

アメーバ経営の根本として、1つの事業として独立できるレベルまで細かく組織を分解していくこと。そして、分解された1つ1つの組織の中で、リーダーや社員がそれぞれの組織のために、自分ごと化して経営者の視点で仕事を捉えること。

経営者の視点とは「売上を最大にして、経費を削減すること」という会社が目指すべき指標に対して、誰もが1時間単位でどんな価値を生み出したかを、数値ベースで知れる状況を生み出すこと。

でも、そんなシステムだけを作り上げても会社が動くわけじゃなく、その根本には「人の心」と、人が生きる上で大事にしなきゃいけない「誠実さや公平さ、優しさ」みたいなものを大事にしていることが描かています。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■アメーバ経営
■稲盛 和夫 (著)

▼稲森さんが大事にしてることは?

■「人間として何が正しいか」を会社経営の基準とすること
■それは「公平・公正・正義・勇気・誠実・忍耐・努力・思いやり・親切」など普遍的な価値観を大事にすること
■だから京セラの経営理念は「全従業員の物心両面の幸せを追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること」

▼アメーバ経営って何?

■組織を「アメーバ」と呼ばれる、小集団に分ける
■各アメーバは、市場に直結した独立採算制により運営される
■各アメーバごとに、経営者意識をもったリーダーを育成する
■同時に、全従業員が経営に参画する「全員参加経営」を実現する
■アメーバを率いていくために、機能面だけじゃなく、「人の心」を大事にする

▼アメーバ経営の目的は?

【1】市場に直結する、部門別の採算制度の確立
【2】経営者意識をもつ、人材の育成
【3】全員が参加する経営の実現

▼アメーバを切り分ける前提は?

【1】明確な収入が存在し、その収入を得るために必要な費用を算出できること
【2】一つの機能を持ち、独立した事業として成り立つことができること
【3】顧客目線に立ち、会社全体の目的や方針に相反することなく、必要な業務を遂行できること

▼京セラにおける各部門の役割とは?

■製造
└ものづくりを通して、付加価値を創出する

■営業
└販売活動を通して付加価値を創出し、同時にお客様の満足度を高める

■研究開発
└市場ニーズにもとづいて、新製品・新技術を開発する

■管理
└各アメーバの事業活動を支援し、円滑な会社運営を行う

▼製造と営業の関係とは?

【1】実際にものを作る製造部門こそが、利益の厳選
【2】そのため、顧客への売上金額を、そのまま製造部門の収入とする
【3】営業部門は、製造部門の収入から手数料として、一部の収入を受け取る形とする
【4】これは製造部門をコストではなく、利益を生み出す「プロフィットセンター」として捉えるため

▼アメーバで利用する「時間当り採算表」とは?

■事業活動の成果を「付加価値」として捉える
■付加価値は「売上から、労務費を除く材料費や減価償却費などすべての経費を差し引いた」残りの金額
■この付加価値を、総労働時間で割って、1時間当りの付加価値を算出するのが「時間当り採算表」

▼「時間当り採算表」の計算の具体例は?

■部品事業を例にすると

【1】「社外出荷」と「社内売(他のアメーバへの部品販売)」を合計して「総出荷」を算出
【2】総出荷から「社内買(他のアメーバから買ったもの)」を差し引いて「総生産」を算出
【3】総生産から、労務費を除くすべての経費を差し引いて「差引売上」を算出
【4】この差引売上が「付加価値」となる
【5】この付加価値を、働いた「総時間」で割ることで「時間当り採算」を算出

▼「時間当り採算表」での経費の捉え方は?

【1】各アメーバに関連したすべての費用を経費とする
└例えば、製造アメーバであれば「購入部材・電気代・外注加工費・修繕費」など

【2】購入した時点で、すべてその月の経費として計上する
└例えば、原材料を購入した場合、購入した月にその費用を経費として計上する

▼付加価値を向上させる3つの方法は?

【1】売上(総生産)を増やす
【2】経費を減らす
【3】時間を短縮する

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