ありがとうの貯金を1日でも長く貯め続けるためのサイボーグ化とは?

ありがとうの貯金を1日でも長く貯め続けるためのサイボーグ化とは?

人が働くのは、人と出会い、社会の役に立つこと。そして、その結果として、ありがとうの貯金を貯め、他の誰かにありがとうを返せるようになること。そして、自分の孤独を解消できること。

そういった意味で、働くということはお金をもらう以上の価値があること。そして、AIなどにより今後テクノロジーが進化していくと、お金を払ってでもしたい仕事が生まれてくること。そんな時、そんな価値のある仕事を生み出せる人が力を持ち始めること。

でも働くためには、病気や高齢化、精神的なことも含めて、その人が他の誰かと接する状況を作れること。そのために、遠隔で操作できるOrihimeを開発したこと経緯が描かれています。

そんなOrihimeを始めとして、人は自分のできることを増やしていくために、今後テクノロジーとなめらかに融合するサイボーグ化を進めていくこと。

自分が「なんで仕事してるの?」って聞かれた時に「なんだかわからないけど、役割を果たしたい」と思ったことがありました。それはやっぱりお金だけでは満足しきれなくて、ありがとうと言われたい、役にたっていると言われたいんだなと、改めて実感しました。

ありがとうございました!

本のまとめ

▼読んだ本は?

■サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~
■吉藤オリィ (著)

▼オリィさんが作ったOrihimeって?

■片手で持てるサイズの、人間の分身となる「遠隔操作」ロボット
■人工知能(AI)ロボットではない
■スマートフォンやPC、また目線でも操作できる
■病院や自宅から出られない人が利用する
■ロボットを通して通学や出社したり、マイクやスピーカーで会話したりできる
■全身の筋肉の自由が効かなくなる、ALSの方も利用している

▼テクノロジーって何?

■便利な道具のこと
■例えば、道をふさいでいる岩があったとする
■努力と根性でこの問題を解決する場合、素手で岩を割るしかない
■でも、ハンマーをもってくれば簡単に岩を割って先に進むことができる
■この、ハンマーがテクノロジーのこと
■「道を塞いでいる岩を排除する」という問題の本質に向き合うことでテクノロジーは生まれる

▼サイボーグ化って何?

■テクノロジーがその人の能力になり、人生となめらかに融合すること
■そして、人の「これができるようになりたい」を実現すること
■スマートフォンを通じて世界中の知識にアクセスできることも、サイボーグ化の一つ

▼テクノロジーが変えることって?

■逆年功序列社会
└インターネットを通じて人類の叡智を集約した今、より遅く生まれテクノロジーを駆使できる若者のほうが力を持つ世界

■万能人間を不要に
└自分のできないことや苦手なことがあれば、それを得意な人にお願いするコストが下がっている
└例えば、フリーランサー向けのマッチングサービスで検索すれば、WEBサイトの構築やイラストを書く人はすぐに見つかる
└だから「自分のできないことをオープンにする」ことが大事

■複数のコミュニティで生活する
└「家族」「職場」に加え、オンラインサロンなどに所属するといい
└自分の能力を活かすなら、自分と同じ属性の人がいないコミュニティに所属するといい

▼人が絶望を感じるときって?

■人は高齢化や病気など、今まで「できた」ことができなくなると絶望を感じる
■反対に「できる」ことが増えれば、未来への希望をもつことができる
■オリィさん自身も、幼少期に経験した引きこもりの時に絶望を感じた
■突き詰めれば、人は家族や社会から「お前は必要ない」「お荷物」といわれることへの恐怖がある

▼ありがとうの構造って?

■「ありがとう」はお金と同じもの
■他の人から受け取ることで、初めて誰かに返すことができる
■介助される人は、最初は「ありがとう」を伝えられる
■でも次第にそれが「すみません」「申し訳ありません」に変わる
■自分がありがとうを言ってもらえる(収入がないと)、ありがとうを返せなくなる

▼勘違いの大事さって?

【1】オリィさんが高校生の頃、あるおばあさんに「座布団にタイヤをつけてほしい」と言われた
【2】最初は、ファンキーなおばあさんだなと思った
【3】でも、実際はおばあさんは体が不自由で家の中を歩けない状態だった
【4】おばあさんは企業にもお願いしたけど、だれも話しを聞いてくれなかった
【5】その出来事まで、オリィさん自身は「世界はわりと完璧にできている」と思ってた
【6】でも違った。そう気づいたら「自分にもできることがあるんじゃないか」と勘違いできた
【7】そうやって一人で勘違いして、一人で行動することが新しいものを生み出す原動力になる

▼働くことって何?

■働くということは「社会に参加し、他者との関係性をもち、誰かの役に立つ」のを毎日していること
■働くことは、お金以上の価値をもっている
■でも「ベーシックインカム」が実現し、働かなくてもいい社会になっていく可能性がある
■そうすると社会に参加できず、孤独感を抱く人が出てくる可能性がある
■そして「お金を払って、やりがいのある仕事をする」ということが出てくる
■これから、やりがいや生きがいになりうる仕事の値段は釣り上がっていく
■みんなが、お金を払ってでもやりたい仕事を、つくり出す人が必要とされる

▼オリィさんと一緒にいた番田さんとは?

■4歳で交通事故にあい、岩手県の盛岡でずっと寝たきりの方だった
■20年以上も寝たきりのまま、学校にも行かず病院で過ごした
■寝たきりとは、人に出会えず、自分に気づいてもらえないということ
■番田さんのすごいところは、絶対にあきらめなかったこと
■あごを使ってPCを操作し、ネットで自分を発信し続けた
■何千というメールを送った中、24歳の時にオリィさんと出会った
■それからOrihimeを一緒に開発しはじめた
■それから、多くの友だちを作り、必要とされる実感と月10万円の収入を得た
■そして「ありがとうの循環」ができるようになった
■番田さんは、サイボーグ化することによって、人と出会い、働きはじめた
■人は、働けるならば、働きたい
■そして働くということは、人から必要とされ、社会の役に立つこと

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